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Linuxで録画鯖を建てる #01「ハードウェアの選定」

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今までの環境

Windows7 + TvRockという環境下(メインPC)で,

"SK-MTVHDUSF"というUSB接続1chのみのチューナーを用いて録画していた.

4年間,特に問題も起こさずに動いてくれていたのだが,最近のアニメは最大3ch同時で放送することもあり,流石に1ch録画では耐えられなくなってきた.

また,TvTestの番組表はレスポンスが悪かったり,そもそもDTVコミュニティが廃れているという問題もあり,現在進行系で開発がされているchinachuに移行したいと思ったのである.

コンセプト

24時間稼働

  録画以外にも使いたい

省電力

  常時稼働予定なので少しでも抑えておきたい

省スペース

  ビデオデッキ(持ってないけど)に収まるくらいのサイズ感で横置きしたい

そこそこのCPUパワー

  動画エンコードしてmp4で手元に残しておきたい

そこそこ低価格

  安いに越したことはない

OSとソフトウェア

  CentOS7+Mirakurun+Chinachu γ

mp4ファイルは別のシステム(NAS)で管理

  Synology DS218jにて

 

ハードウェアの選定

チューナーカード

PT3が安価で買えればいいのだが,2018年現在くっそ高騰しているので,

比較的安価で評価の高いPLEXPX-W3PE4を選んだ.

このチューナーは地上波2ch,  BS/CS2chの合計4chまで同時録画できる.

仕様としてはPCIeで電源を確保し,内部USB端子をマザボに挿して通信はUSBで行うという形.

ネットの評価を見ると,チューナーについている B-カス B-CASポートを使うのは推奨されないということSCR3310/v2.0も合わせて購入した.

B-CASカードは余ってるやつを引っ張り出して使うことにした.

ちなみに,再発行するには2,000円もするらしい.

PLEX 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-W3PE4

PLEX 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-W3PE4

 
SCM ICカードリーダー/ライター B-CAS・住基カード対応 SCR3310/v2.0 【簡易パッケージ品】

SCM ICカードリーダー/ライター B-CAS・住基カード対応 SCR3310/v2.0 【簡易パッケージ品】

 

 

CPU

CPUパワーとしては,最低限でもエンコードが詰まらないくらいのスペックが欲しい.

今回は30分番組を2ch同時に録画したときに詰まらない,つまりは30分番組が2倍速の15分でエンコードができるくらいのスペックで選ぶ.

ハードウェアエンコードは画質の低下等を考慮して使わないこととする.

条件に合うコスパの良いプロセッサーこと Intel Pentium Processor G4560を選んだ.

2コアと貧弱だが,TDP54Wと十分な省電力性があり,常時稼働にも向いている.

 

他の選択肢としてIntel Core i5-8500T(バルクonly, TDP35W)も考えたが,M/B等で余分にお金がかかりそうだったので,今回は見送った.

 

PCケース

省スペースmini-ITXサイズのケース SST-ML06Bを選んだ.

チューナーカードを挿すためにPCIeスロットが1つ必要ということもあり,条件に合うケースはこれくらいしかなかった.

次の記事にも書く予定だが,小型ケースはエアフローが難しく,静音マシンが組みたければ大きめのケースのほうがいいだろう.

SilverStone MIRO PCケース miniITX SST-ML06B

SilverStone MIRO PCケース miniITX SST-ML06B

 

 

マザーボード

Pentium G4560を選んだので必然的にLGA1151チップセット対応のZ270/H270/B250/Z170/H170/B150/H110になると思う.

ケースのサイズが小さいということであまり選択肢の幅がなく,とりあえず安いものを買いたかったので GA-B250N Phoenix-WIFIを選んだ.

【Gigabyte】GA-B250N Phoenix-WIFI

【Gigabyte】GA-B250N Phoenix-WIFI

 

 

電源

PCケースの規格に合わせてSFXサイズ SST-ST30SF V2 を選んだ.

300W 80PLUS Bronze認証

ACアダプタ駆動は夢だけどだるいし,金もかけたくないのでしなかった.

SilverStone SFX電源 300W 92mmFAN搭載 SST-ST30SF V2

SilverStone SFX電源 300W 92mmFAN搭載 SST-ST30SF V2

 

 

メモリ

マザボのにあった規格を考えて,とりあえずこれだけあれば大丈夫やろという感情で8GBDDR4メモリ1枚を用意した.

足りなかったら,同じ奴もう一個買えばいいかって感じ.

(てか,値上がりしすぎじゃね)

 

記憶容量

SSDと悩んだが,そもそも高速性を必要としないかと思ってHDDを選んだ.

(この選択が後に不幸を生む)

 

その他

CPUクーラーはリテールで大丈夫やろという気持ち.

 

合計金額 (amazon)

部品 パーツ名 値段
チューナーカード PLEX PX-W3PE4 12,217
カードリーダー CSM SCR3310/v2.0 1,540
CPU Intel CPU Pentium G4560 6,084
PCケース SilverStone SST-ML06B 7,421
マザーボード Gigabyte GA-B250N Phoenix-WIFI 8,980
電源 SilverStone SST-ST30SF V2 5,680
メモリ CFD D4U2400PS-8G 9,601
記憶容量 WD WD40EZRZ-RT2 8,901
合計 51,523

 

約5万円くらいでそこそこのこだわりを持ったマシンが組めそうです.

てか,amazonだけでパーツが揃うのまじで楽よな.

次回

ハードウェア組み立て編へ

 

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